- 畑の所在地
- 栽培している品目
広川町
みかん、不知火、大葉
ビニールハウスで大葉栽培
いつも穏やかで知的な池永さんは、「稲村の火」で有名な広川町にいます。池永さんはみかん栽培の他に大葉の栽培もしています。柑橘を中心に作られていた池永さんは、なぜ大葉の栽培を始めたのでしょうか。
みかんなどの柑橘類は、1年に1回の収穫しかないのが普通です。ということは、台風や悪天候など、ちょっとした原因によって、1年かけて育ててきたみかんが台無しになることも珍しくはありません。ギャンブルならそれでいいかもしれませんが、生業としていくにはどうしても不安がついて回ります。
そこで池永さんは、1年中収穫可能な大葉の水耕栽培を始めたのです。これならば、みかんが悪天候によって不作となった年でも、大葉の生産によって安定した収入を得ることができます。「みかん」という地元の特産品も守りながら、その一方で、農業を生業としていくための工夫を凝らす池永さんなのでした。
有田を支える若手生産者?
みかんの会の生産者の皆さんは、こう見えて「若手」が多いです。
勿論、池永さんもみかん生産者さんの中ではお若い仲間に入ります。柑橘以外の農業でも、何事にもチャレンジする柔軟さは、さすがの一言です。