- 畑の所在地
- 栽培している品目
有田市
みかん、清見
新規就農から約10年
就農して、みかん作りを始めてから5年ほどが経つという伊藤さん。農業を始める前はと言うと、大阪で営業のサラリーマンをしていました。とある就農セミナーがきっかけで農業の世界に飛びこんだそうです。
就農当時は、まさしく右も左もわからない状態で、技術を身につけるのに精一杯だったとか。「農業には前々から興味があったけど、まさか自分がみかん農家になるなんて予想もしていなかったよ。」と伊藤さんは笑いながら語っていました。そんな伊藤さんの気持ち、実はすごく理解できます。農業には厳しい苦労もたくさんあるけれど、日当たりの良い斜面いっぱいに広がるみかん畑と青い海を見ていたら、誰しもがその穏やかな空気感にとりつかれてしまう…そんな魅力がみかん農家には詰まっているのではないでしょうか。
研究熱心な伊藤さんの好きなことは「計算」!?
みかんのような嗜好品に求められているのは、まず味。では、みかんの味には何が影響しているのか?その点に関しては、伊藤さんは研究熱心でチャレンジ精神も旺盛です。毎年同じやり方で育てる木もありますが、畑の一画では実験コーナーが設けられおり、新しい肥料や栽培方法が常に試されています。そんな伊藤さんが、仕事の中で一番好きだと話していたのが「肥料配合の計算」!!みかん農家さんの一番好きなことが「計算」…と聞くと、少し意外だと思われるかもしれません。「みかんの味は肥料で決まる」と言う農家さんもいるくらいですから、おいしいみかんを目指すためには、肥料配合の計算はとても大事です。 「いかに無駄なコストをかけず、おいしいみかんをつくるか。これを考えているときが一番楽しいです。」と研究熱心な伊藤さんは語ってくれました。これから先、どんな伊藤さんオリジナルのみかんが作られるのか、非常に楽しみですね。