- 畑の所在地
- 栽培している品目
有田市
みかん、不知火、八朔
三宝
三度の飯より釣りが好き!釣り名人は、みかん栽培も名人級!?
宮井さんの畑は、まさしく「みかん畑」。山のふもとから、ガードレールもないような山道を車で登っていくこと10分。まるで空を見上げるような角度まで顔を傾けないと見渡せないような急斜面に、みかん畑が広がります。
急斜面での作業は、平地での作業に比べて2倍も3倍も大変だと言われます。しかし、このような斜面の水はけの良さが、濃い味のみかんができるのを手伝ってくれるのです。宮井さんのみかんは、どれもつるっとして肌つやの良いみかんばかり。大切に育てられている証拠です。
そして三度の飯より…釣りが好き!な宮井さん。みかん畑に向かう途中も釣りの話題で持ちきりでした。釣り名人として雑誌でもとりあげられるほどの腕前です。
和歌山生まれの柑橘「春峰」を栽培
「春峰」という柑橘は和歌山生まれ。読み方は「ハルミネ」?「ハルホウ」?正解は「シュンポウ」。見た目は八朔(はっさく)に似ていますが、ブンタンと清見オレンジを掛け合わせた品種で、デコポン等の他の柑橘に比べると、知名度はまだまだです。
宮井さんの畑でも、少ししか栽培されていませんが、今から増やしていこうと検討中なのだとか。理由を聞いてみると、「味はさっぱりとした甘さで、非常においしいです。でもそれだけじゃなくて、春峰はみかんのように手で外の皮がむける。おまけに、中の皮も薄くて、そのままパクパクっと食べれるから、めんどくさがりの人でも食べてもらえそう。食べた後、果汁で手がベトベトにもならないから◎!そしてなにより、地元である「和歌山生まれ」ってことがポイントです。」と宮井さん。木を植える時点で、その柑橘を食べる消費者の姿を浮かべているとは、さすがプロですね。